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活発なコミュニティと面白い大人がいる町
2023.9.
菅 将人さん
菅 奈津子さん
菅 朱里さん
ともに大阪出身の菅さんご夫妻。将人さんの仕事の関係で関東に引っ越してきたのちに娘の朱里ちゃんが生まれ、家族三人でどこに住もうかと検討した結果「田舎過ぎず、都会過ぎず、いいバランス」だと感じた杉戸町に決めたそうです。実際に暮らしてみて感じた町の印象や、これからの生活についてお話を伺いました。
Q. 移住先に杉戸町を選んだ理由を教えてください。
将人さん:
娘の朱里が生まれて、子どもの教育や生活環境を考えるようになりました。人の多い場所は二人とも苦手なので、子育てをするなら自然が多くて静かな場所がいいと思い、南栗橋や藤の牛島の物件を見に行ったりしていたんです。
奈津子さん:
杉戸町は家と家の間隔があまりぎゅうぎゅうしていなくて、ゆったりとした住宅街の雰囲気が好きでした。内見した物件の収納が充実している点も気に入って。ここなら落ち着いて子育てができそうだな、と思いました。
将人さん:
家の周囲が静かで落ち着けるし、子どもを遊ばせられる場所もある。内見した日に「ここに決めちゃおうか?」と話して、一旦仮押さえしました。
その日の夜、Facebook で知り合いが「ひとつ屋根の下(通称 ひと屋根:杉戸町にある仕事づくりのコミュニティ)」のイベントに出ている動画を偶然見つけて、「実は今、杉戸の物件に決めようと思ってるところなんだ」と連絡したら、「面白い人がいるから、引っ越してくるなら紹介するよ」と言われて。人との縁を感じられたことは、移住の後押しになりましたね。
僕自身は、すごく田舎が好きなんです。でも、子どもを育てることを考えると、自然があって、都内にも行きやすい場所がいい。杉戸は両者のバランスがちょうどよかったんです。
Q. 実際に杉戸町で暮らしてみて、住み心地はどうですか?
奈津子さん:
すごくいいですね。子育て支援センターが3つあって、どこも子どもたちで賑わっているんです。定期的にさまざまなイベントが開催されるのも楽しい。
「ひと屋根」や「みんなの庭(空き家を活用した居住づくりや子供たちとの農体験)」など、コミュニティが多くて町の人たちの「顔が見える」というか、いい意味で距離が近いのを感じます。買い物に寄ったスーパーで近所の方が声をかけてくれたり、そういう距離感にほっこりしますね。
都内に出かける機会はそう多くないですが、行こうと思えば1時間くらいで出られるので便利です。通っている病院は車で10 分くらい。車はあったほうがいいですね。
将人さん:
新しいことに挑戦している人が多いですよね。コミュニティに活気があるので、面白い人が集まるんでしょう。あと、当初思っていた通り、交通の便も割といいです。
僕は在宅の日もあるんですが、週に2~3日は出社します。電車通勤で1時間ほどです。家を出るのは早朝か、10 時から11 時くらいなので、結構座れるんですよ。千葉や栃木、山梨へのアクセスもいいので、近隣の県にも遊びに行きやすいですね。
【写真】将人さんお気に入りのコンパクトな書斎は、ここに住む決め手となった理由のひとつなんだそう。「山が好きで、町での暮らしは仮の姿なんですよ」と話すほど、登山が好きなお二人。書斎には登山グッズや思い出の品が詰まっていました。
Q. これから杉戸町でやってみたいことはありますか?
将人さん:
ずっと教育に興味があるので、町の人たちと一緒に何かできたらいいなと思っています。あとは子どもと畑を耕したり、小さいうちからいろんな大人と接する機会をつくったりしてあげたいですね。子どもの可能性を広げられたらいいなと思っています。
奈津子さん:
以前からそういう話をしていたんです。引っ越すなら、いろんな人と出会えるコミュニティのある場所がいいね、って。杉戸に移住してみたら、たまたまそういうコミュニティがたくさんあって驚きました。友達にも「杉戸にはコミュニティがたくさんあって羨ましい」って言われます。コミュニティがあって、面白い人たちがいて、人と人の距離が近くて。杉戸は「ワクワク」がある町だな、と思います。