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地域に根ざした、歴史ある吹奏楽団。杉の子吹奏楽団

ページID:0018230 更新日:2025年2月26日更新 印刷ページ表示

2025.2.9


 

杉の子吹奏楽団記事

杉の子(すぎのこ)吹奏楽団

創立36年目を迎え、地域の音楽文化を育み続ける「杉の子吹奏楽団」。
その活動の紹介を、演奏会のレポートを交えてお届けします。

杉の子吹奏楽団とは

杉の子吹奏楽団は、杉戸町とその近隣市町を中心に活動する吹奏楽団です。
平成元年(1989年)に結成され、現在は幅広い年代の団員が在籍し、大学生、会社員、子育て中の方など様々な方が活躍しています。
月2回の練習日には公民館などに集まり、定期演奏会や吹奏楽コンクール、地域イベント等に向けた練習を行ってるそうです。

真剣な表情で楽器に向き合う団員

トロンボーン隊が整列した姿が美しい

また、地元イベントでの依頼演奏や、幼稚園・保育園への訪問演奏など、地域に根ざした活動も積極的に行っています。

子どもたちが多く集まるイベントでは、ポップスやアニメの曲などを中心に演奏し、会場を盛り上げていました。
子どもたちが曲に合わせて歌ったり踊ったりして楽しんでいる姿はが印象的で、地域の人々が生の音楽に触れる機会を作るだけでなく、音楽を楽しむ心を育んでいると感じました。

幼稚園での演奏会

【写真】幼稚園での演奏会。子どもたちは初めて見る楽器に興味津々

 

観客と共に創り上げる、バラエティ豊かなステージ

2025年2月9日、第27回定期演奏会が開催されました。

年に一度の大きな舞台。開場前から、この日を心待ちにしていた多くのお客様が列をなしていました。

定期演奏会当日のようす

プログラムは2部制で、1部はクラシックや吹奏楽のオリジナル曲を中心とした構成。
コンクールの自由曲にもなるような、高い技術と表現力が求められる演目が並びます。

団員たちは練習日に加えて、日々忙しい合間を縫って自主練に励んだそうです。
練習の成果を感じる、それぞれの楽器の美しい音色とハーモニーに、観客は魅了されました。

ホルンを吹く団員

コントラバスを弾く団員

2部は歌唱やダンスを織り交ぜ、観客が親しみやすい演目で構成されています。
この日の演奏会では、過去にアンケートで募ったリクエスト曲に応える企画を実施。

ジャズや演歌、映画音楽のほか、最新の流行曲まで、幅広いジャンルの音楽が演奏されました。観客も手拍子をして会場を盛り上げ、一体感に包まれました。

「みんなが喜ぶ顔を見たい」そんな想いの伝わる演奏会でした。

ダンスなどえお交えたステージ

【写真左】アイドルの曲では元気いっぱいのダンスを披露。曲にあわせた衣装や小道具も。観客に笑顔を届けます

 

演奏会を彩る、あたたかなつながり

演奏会が終わると、団員たちはステージから客席に降り、訪れた観客に声をかけます。
興奮冷めやらぬ中で感想を伝える観客と、笑顔で言葉を交わす団員たち。
緊張感あふれるステージとはうって変わって、アットホームな雰囲気に包まれました。

ロビーでもたくさんのスタッフが笑顔で観客たちを見送ります。
スタッフに話を聞くと、多くが就職や子育てといったライフステージの変化によって、練習等への参加が難しくなり、現在は活動をお休みしている団員たちとのこと。
それでも関わり続ける理由を尋ねると、「杉の子吹奏楽団が好きだから。ファンなんです」とはにかみます。

パートも世代も違っても仲良しの団員たち

【写真】団員たちはパートも世代も関係なく、休憩時間は終始和気あいあいとした雰囲気

 

また、スタッフの中には高校生の女の子がいました。
母親が団員であり、小さな頃から杉の子吹奏楽団の演奏を聴いて育ったといいます。
演奏会ではスタッフとして楽団をお手伝いし、団員のみんなに娘のように可愛がられ、今では家族のような存在だそうです。

 

音楽を届けるだけでなく、音楽をきっかけに地域とつながり、人と人のつながりを育む。
杉の子吹奏楽団の演奏会には、あたたかな空間がありました。

 


 

ぜひ一度、杉の子吹奏楽団の演奏を聴きに行ってみてください。
団員も随時募集中ですので、ご興味ある方はホームページからお問い合わせください。

杉の子吹奏楽団ホームページ http://suginokowind.web.fc2.com/<外部リンク>

 


 

【担当】総合政策課 政策行革担当


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