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心も学びも深まる秋
校長 稲毛 保典
今年の9月は、雨や曇りの日が続き、例年になく涼しい日が続きました。
その影響で今年は、校庭の草もぐんぐん育ち、バッタやコオロギなどの昆虫たちも大きく育つことができました。そのような中、子供たちは自然豊かな校庭で、バッタを捕まえ、観察したり、絵を描いたりと学びを深めています。また、4年生が1年生に虫の捕まえ方のコツを教えている姿もありました。「そっと近づいて、網はこっちからの方が捕まえやすいよ」「すごいね。大きいバッタを捕まえたね」などと虫取りをきっかけに、交流が深まっていました。1年生は一緒に捕まえた虫たちをよく観察し、粘土で虫たちをつくっていました。体がどうなっているのかをしっかりと観察し、足がどこからどんな形で出ているのかなどを粘土で細かく表現していました。まるで昆虫博士のようでした。
毎年、この時期に1年生から4年生は虫取りや昆虫を育てることで「命」の大切さを学んでいます。虫かごに新鮮な草を入れてあげたり、昆虫が住みやすい環境をつくるために考えて木や枝を入れてあげたりと思考を広げています。また、弱ってしまう前に「ありがとう」「元気に育ってね」と自然に返してあげるなど「命」を大切にする優しい心が育っています。
2年生の国語の学習では、「どうぶつ園のじゅうい」の教材をもとに、10月に行う1・2年生の校外学習で1年生に動物の獣医について説明できるように、「伝えるんジャーになって、1年生にわかりやすく伝えるぞ」とやる気たっぷりで学びを深めています。相手を意識して、何を伝えればわかりやすいのかやどの順番で話そうかなどをとても考えています。相手や目的がはっきりしていると、本からの読み取りも丁寧に行い、苦手とする児童が多い「文章を書く」こともとても意欲的に学びを進めています。きっと校外学習では立派な「伝えるんジャー」になって1年生との見学を楽しむことができると思います。見学中には、「この元気な動物の姿は、命を守ってくれている動物園の獣医さんのおかげなんだ」と感じながら、1・2年生が素敵なスマイルで見学すると思います。そんな姿を見られるのがとても楽しみです。
5年生は、稲刈りを体験させていただきました。5月に田植えをした苗が、立派に育ちました。あまり経験することのない鎌を使っての稲刈りに楽しさを感じつつ、ずっとやっていると腰が辛くなったり手が痛くなったりと米作りの大変さを感じることができました。現在は機械化が進んでいるからこのような稲刈りはあまりしませんが、機械がなかった時代は家族総出で行っていたことなども知り、普段食べているお米のありがたさをとても感じることができました。この日の給食のご飯は、残さないようにしっかりとかみしめながら食べていました。農家の方々への感謝の気持ちや田植えをした後にもずっと管理してくださっていた地域ボランティアの方に感謝の気持ちでいっぱいでした。
高野台小学校の子供たちは、教室で学びを進めていくだけでなく、様々なところで「見て」「聞いて」「感じて」「考えて」学びを進めて深めています。そして、やさしい心も育っています。ぜひ、ご家庭でも学校での様子をたくさん聞いて、親子で一緒に楽しんでください。家庭・地域・学校が手を取り合いながら、子供たちの小さな成長をたくさん見つけて、いっぱい褒めて大きな成長へとつなげていき、一緒にその成長を喜びましょう。