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帯状疱疹予防接種【定期接種】について

ページID:0017774 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

 

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経の支配する領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する皮膚の病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

1.帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹予防ワクチンは2種類あり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果等の特徴が異なっていますが、いすれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 
  生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(Gsk社)
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール

通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
※病気や治療により、免疫機能が低下または低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない方 病気や治療によって、
免疫が低下している方
免疫の状態に関わらず接種可能
接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの
注射を受けた方は治療後3
か月以上、大量ガンマグロ
ブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。
筋肉内に接種をするため、 血小
板減少症や凝固障害を有する方、
抗凝固療法を実施されている方は
注意が必要です。

その他に、接種前に発熱している方、重篤な急性疾患にかっている方、それぞれの予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことが明らかな方等はいずれのワクチンをも接種出来ません。
また、心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方、けいれんを起こしたことがある方、免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方、帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方等はいずれのワクチンについても接種に注意が必要です。

ワクチンの効果

 
  生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(Gsk 社)
接種後1 年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10 年時点 7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

 

帯状疱疹ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関あるいはかかりつけ医に相談してください。

 
主な副反応の発現割合 主な副反応の発現割合 組換えワクチン(Gsk 社)
70%
以上
注射部位の疼痛
30%
以上
注射部位の発赤 注射部位の発赤
筋肉痛、疲労
10%
以上
注射部位のそう痒感・熱感
腫脹・疼痛・硬結
注射部位の腫れ
胃腸症状、悪寒、発熱
1%以上 発疹、倦怠感 痒み、倦怠感、全身疼痛

 

他ワクチンとの同時接種・接種間隔

いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、生ワクチン(阪大微研)については、他の生ワクチンと27 日以上の間隔を置いて接種してください。

 

接種を受けた後の注意点

ワクチンの接種後30 分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。
注射した部分は清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありません。
当日の激しい運動は控えるようにしてください。

 

2.定期接種実施内容

令和7年度より、帯状疱疹予防接種が定期接種になります。定期接種の対象となる方は、町から接種費用の一部助成を受けて接種することができます。接種期間を過ぎた場合は、定期接種としての取り扱いができませんので、接種の機会を逃さないように注意してください。

令和7年度の対象者

(1)令和7年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方(年度末年齢が左記の年齢になる方で、今回限り)
(2)接種日に60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障がいのある方(免疫機能の障害で障害者手帳1級相当) 
(3)令和7年度に101歳以上になる方(令和7年度のみ)

※(1)、(3)の対象者には、令和7年3月28日に封書にて個別通知を送付しております。(令和7年3月25日時点で杉戸町に住民票がある方へお送りしました。)

 

令和7年度に対象となる方の生年月日(年齢別)
年齢 生年月日
65歳 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日
70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日
75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日
80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日
85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日
90歳 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日
95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日
100歳 大正14年4月2日~大正15年4月1日
101歳以上 大正14年4月1日以前に生まれた方

接種期間

●対象者(1)、(3)の方:令和7年4月1日~令和8年3月31日まで ※誕生日前でも接種できます。

対象者(2)の方:65歳になるまでの期間

接種費用

ワクチン名 自己負担額
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 4,500円
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 16,500円(1回につき)

接種方法

町内の契約医療機関で接種する場合

(1)契約医療機関に予約
(2)町が配布した予診票を記入
(3)予診票・マイナ保険証等・接種費用を持参して帯状疱疹ワクチンを接種する。
※乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」で接種を受ける場合、個別通知に同封の予診票を使って1回目接種を受けた後、医療機関で2回目接種に使用する予診票を受け取り、2回目の接種を受けてください。(接種間隔にご注意ください。)

町内契約医療機関一覧
 
医療機関名 所在地 電話番号

生ワクチン

「ビケン」

組み換えワクチン

「シングリックス」

あけぼの内科リウマチ科クリニック 清地4-10-24 37-2525  
井上小児科皮フ科 高野台西2-6-3 33-7311
今井病院 杉戸3-11-1 32-0065
埼玉杉戸診療所 本郷273-1 48-6904
杉戸クリニック 下高野1760-1 33-0088
杉戸耳鼻咽喉科医院 杉戸4-15-8 32-2841
高野台クリニック 高野台東1-4-5 35-1110
玉井医院 清地1-2-30 33-2464
鳥居整形外科医院 内田1-1-20 32-4433
山根医院 高野台南2-3-12 33-3314

町外の契約医療機関で接種する場合

町外で接種できる医療機関は埼玉県医師会加入の契約医療機関となります。
「埼玉県医師会」ホームページ<外部リンク>で確認または保健センター(0480-34-1188)へお問合せください。

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」で接種を受ける場合、個別通知に同封の予診票を使って1回目接種を受けた後、2回目接種に使用する予診票を保健センターでの受け取りか、このページから予診票を印刷し、2回目の接種を受けてください。(接種間隔にご注意ください。)

予診票の印刷

予診票をダウンロードし印刷することができます。
≪予診票のダウンロードはこちら≫ 
・ ダウンロードした予診票は、必要事項を入力することができます。
・ 予診票は3枚あります。予診票の1枚目に入力すると、入力内容が2枚目、3枚目に反映されます。
  必ず3枚印刷して、医療機関にお持ちください。(3枚目が接種済証になっています。)
定期接種対象者以外の方は、こちらの町の予診票は使用できません。医療機関の予診票をご使用ください。

 

3.予防接種を受ける前に

(1) 一般的な注意事項
帯状疱疹の予防接種について、必要性や副反応についてよく理解しましょう。気になることやわからないことがあれば、担当の医師や看護師、保健センターに質問しましょう。十分に納得できない場合には、接種を受けないでください。予診票は接種をする医師にとって、予防接種の可否を決める大切な情報です。接種を受ける方が責任をもって記入し、正しい情報を接種医に伝えてください。

(2) 予防接種を受けることができない人
1. 接種当日、明らかに発熱のある人(一般的に37.5℃以上の場合をいいます。)
2. 重篤な急性疾患にかかっている人
3. 帯状疱疹ワクチンに含まれる成分によって、アナフィラキシー症状を起こしたことが明らかな人(「アナフィラキシー」とは、通常30分以内に起こるひどいアレルギー反応のこと。発汗、顔が急に腫れる、 全身にひどいじんましんがでる、吐気、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しい等の症状に続き、血圧が下がっていく激しい全身反応です。)
4. その他、医師が不適当な状態と判断した場合

(3) 予防接種を受けるに際し、担当医師とよく相談する必要がある人
1. 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患等の基礎疾患がある人
2. 過去の接種で、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹等のアレルギーを疑う症状がでた人
3. 帯状疱疹ワクチンの成分に、アレルギーを起こすおそれのある人
4. 過去にけいれんを起こしたことがある人
5. 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
6. 血小板減少症や凝固障害のある人、抗凝固療法を受けている人

4.予防接種健康被害救済制度について

帯状疱疹ワクチンを接種した後の副反応は、接種した当日や翌日に始まり、おおむね数日で治ります。
 一方、極めて稀に重大な副反応が発生し、医療機関での治療が必要になったり、障がいが残ったりした場合に、その健康被害が予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときには、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、因果関係を判断する審査が行われます。
 制度についての詳細や、申請に必要な書類等は、以下のページをご確認ください。

■ 予防接種健康被害救済制度について(厚労省ホームページ)<外部リンク>

5.注意事項

1. 署名は必ず本人が記入してください。自署できない場合は、代筆者が署名し、代筆者の氏名・続柄を記入してください。本人の意思確認ができない場合は、費用助成の対象とはなりません。
2. 契約医療機関以外で接種した場合は、全額自己負担となります。
3. 費用の償還払い(立替払い)はありません。
4. 接種済み証を発行する予定はありません。接種後に医療機関から渡される接種済み証を大切に保管してください。
6. 施設に入所中の方は、施設の指示に従ってください。

6.関連リンク

厚生労働省ホームページ<外部リンク>

埼玉県ホームページ<外部リンク>

国立感染症研究所<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>
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