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長崎総合科学大学附属高等学校(長崎県代表)イレブンとして、2024.12~2025.1の「全国高校サッカー選手権大会」に出場した、杉戸町出身の斉藤巧志選手(18歳)。
小学校5年生からサッカーを始めて7年・・・、親元を離れ、埼玉県杉戸町から長崎県の強豪校へ渡る。部員約100人という熾烈な争いの中、レギュラーを勝ち取り、2024年冬、強豪ひしめく長崎県で全国大会の切符を手にした。
今回、全国高校サッカー選手権大会という舞台に立ったのち、これからの新しいステージへの挑戦、さらなる高みを目指す決意について、斉藤 巧志 選手へインタビューを行った。
小学校1年生のときに友人から誘われていましたが、なかなか習い事をさせてもらえませんでした。小学校5年生の最後の頃に、自分の熱意が両親に伝わり、サッカーを習うことを許可してもらえたことがきっかけです。
小さい頃は、習い事を許可してもらえなかったので、遊びの中で、バドミントンやキャッチボールなどはやったことがありました。
サッカーはチーム競技ですが、自分のサッカーはガンガン攻めていくスタイルなので、個人競技のほうが向いているのかもしれないと思ったことはありましたが、サッカーの魅力や楽しさはどんな競技よりも勝っていました。
進路を決める以前から高校への進学の際には、親元を離れて県外へ挑戦したいと考えていました。そのときに、当時のチームの監督やコーチに相談したところ、名将と名高い小嶺(こみね)監督のいる高校があることを教えていただきました。
その高校の練習会に参加させていただき、監督の指導力や所属する選手の個々の能力、ポテンシャルが非常に高く、人間性も磨かれていることを目の当たりにして、「ここで、競い合っていけば、自分も成長でき、プロになれる!」という強い思いに駆り立てられ、長崎に行くことを決めました。
あこがれというか目標としているのは、プロに内定している日章学園の高岡伶颯(たかおか れんと)選手です。
プリンスリーグ九州1部で、2回対戦し、自分が得点した直後に、高岡選手に得点されてしまったことがありました。彼の身体能力は非常に高く、プレースタイルも自分と似ているところがあると感じています。
さきほどのプリンスリーグ九州1部で対戦した日章学園との試合において、0-1のビハインドの中、怪我明けの復帰戦として途中出場をし、同点ゴールを決められたプレーが自分らしい印象に残るプレーでした。
一番嬉しかったのは、長崎県大会で優勝したことです。
一番辛かったのは、高校生になりたての頃ですが、親元を離れ、寮生活になり、当たり前のように隣にいた両親がいなかったことです。ホームシックのような感覚でした。
監督からの教えがあります。
「練習は試合のように。試合は練習のように。」です。
近年では青森山田が一番強い高校の1つと言われているので、練習中は青森山田を意識し、動き出しやパススピードなどを考えてプレーしています。試合ではどうしても緊張してしまい、動きが鈍くなったりしてしまうため、日頃の練習の時から緊張感を持つようにしていました。そのため、自分たちの練習はいつも緊迫していました。
特に、トップチーム(Aチーム)になると、学校に練習用グラウンドがないため、山の上にあるグラウンドまで走っていき、そこで練習を行っていました。(走って登っていって、それから練習は…とてもキツかったです(泣)チームメイトと共有できたため、乗り越えられたと思っています。)
自分が意識していることは「不言実行」です。
高校3年生になってから言われた言葉で、有言実行ではなく、不言実行です。他人に言わず、自分の中で野心を持って努力することを意識しています。
チームメイトは皆それぞれ音楽を聴いたり、様々な方法で気分をあげるようにしているようですが、私は目標としている選手(前出の高岡選手)のプレー動画をずっと観ています。その中で、次の試合で自分も同じようなプレーをしてみようと考えたりしています。
それぞれの試合において、目標とするプレーを設定して、自分にもできると気持ちを高めています。
サッカーは技術だけではなく、筋力も非常に重要であるため、怪我をしている時期が長かったこともあり、筋力トレーニングを積極的に行うようにしています。
また、体脂肪などにも気を配り、食事においても栄養面など、気をつけるようにしています。
自主練習の一環で、縄跳びやラダートレーニングを行っています。
誰にも負けたくなく、目標に追いつけるよう、誰よりも自主練習を行っていました。
練習が終わり、グラウンドの照明がオフになっても、雨が降っていても、自分でできる自主練習をひたすらやっていました。
この杉戸町から世界に飛躍できるストライカーになることが目標です。
世界で意識している選手としては、レヴァンドフスキ選手(ポーランド代表 FCバルセロナ所属)やハリー・ケイン選手(イングランド代表 FCバイエルン・ミュンヘン所属)です。
日本人では、古橋亨梧(ふるはし きょうご)選手(スタッド・レンヌ所属)です。
父には一番感謝しています。子どもの頃は父のほうがサッカー熱心で、夜遅くまで西近隣公園でサッカーの練習をさせられていました。とても厳しく指導されていました。
父は自分がどれだけ疲れていても、私のサッカーの練習には付き合ってくれて、練習メニューもすべて父が考えてくれていました。
そういったサポートをすべて父がやってくれていたので、非常に感謝しています。
厳しい父がいてくれたおかげで、今の自分があると思っています。
私はサッカーを始めたのは、周りと比べ、かなり遅く、強豪クラブや強豪校にはいませんでしたが、一つの夢に向かって努力することで、夢は叶うと伝えたいです。
私でいうと一つの目標である全国大会出場という夢は叶いました。
しかし、私はまだその先にも「プロサッカー選手になり、活躍する」という夢がありますので、これからも頑張っていきます。
いち早くプロになり、世界で飛躍するストライカーになりますので、是非応援よろしくお願いいたします。
(2025年2月 役場にて)
サッカーに魅了され、サッカーに邁進してきた斉藤選手。
自分に足りないもの、必要なものをしっかりと見極められる選手で、先を見据える目はとても輝いていました。
世界に羽ばたくため、苦手であった語学の勉強にも積極的に取り組んでいるとのことで、今後の活躍が楽しみです。
これからの斉藤選手のご活躍を期待するとともに、夢を持つ子どもたちの目標になること、斉藤選手の夢がかなうことを願っています!杉戸町はこれからも「煌めく人」を応援します!