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子宮頸がんは子宮の入り口部分(子宮頸部)にできる「がん」で、主に性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こります。
HPVに感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染が続くと、その一部が前がん病変になり、さらにその一部ががんになります。また、HPVウイルスは皮膚や粘膜にいるありふれたウイルスで、何度も感染する可能性があります。
HPVは皮膚や粘膜にいるありふれたウイルスで、日本では年間約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、それにより約3,000人が亡くなっています。
子宮頸がん予防には、HPVワクチンで感染を予防し、検診でがんを早期発見・治療することが大切です。
令和5年4月1日現在使用されているHPVワクチンには、3種類あり、サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)は、子宮頸がんを起こしやすい型であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。また、シルガード(9価)はHPV16型と18型に加えほかの5種類のHPV感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
3種類のワクチンの接種後の症状として頻度の高いものは、接種部位の痛み、赤み、腫れです。
まれに重篤な副反応(アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気、急性散在性脳脊髄炎という脳などの神経の病気)も報告されています。
小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子(標準的な接種時期:中学1年生)
※中学1年生・高校1年生相当の女子には、4月中に予診票・リーフレットを郵送しました。それ以外の接種対象者で接種を希望する方は保健センターへ連絡してください。予診票・リーフレットを郵送します。
HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。
しかし、2価または4価HPVワクチンで規定の回数の一部を完了し、9価HPVワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても差し支えないこととしています。
接種にあたっては医師と相談の上実施してください。
※令和5年4月より追加されました
《15歳未満で初回接種を始める場合》2回接種
(1)1回目から6か月以上あけて2回目
《15歳以上で初回接種を始める場合》3回接種
(1)1回目から2か月以上あけて2回目
(2)1回目から6か月以上あけて3回目
接種対象者は無料(杉戸町の予診票使用)
予診票を持参のうえ、契約医療機関で個別接種をしてください。
中学1年生・高校1年生相当の女子には、4月中に予診票・リーフレットを郵送しました。それ以外の接種対象者で接種を希望する方は保健センターへ連絡してください。予診票・リーフレットを郵送します。同封のリーフレット等を見て、ご検討ください。
令和4年4月1日から定期予防接種の積極的勧奨を再開しました。
HPVワクチンの定期接種については、接種後の副反応の発生頻度等がより明らかになるまでの間として、平成25年6月14日から国の方針に基づき、積極的勧奨を差控えてきました。国の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、積極的勧奨の差控え状態を終了し、令和4年4月より接種対象者に対する個別の接種勧奨を再開しました。
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対しては、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行っています。(以下「キャッチアップ接種」という。)
平成9年度~平成17年度生まれ(平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれ)の女子
令和4年度から令和6年度の3年間(令和7年3月31日までは、平成18年度、19年度生まれの方も、引き続き公費で接種可能です。)
《注意》
助成制度があります。詳しくは、【自費で接種された方への助成制度ついて】をご覧ください。
問合せ 保健センター(健康支援課) 電話 34-1188