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今日の日本では電気やガスなど炊事、洗濯、入浴などに用いる近代的エネルギーを多くの人が利用できます。こうしたライフラインを安定的に提供することは自治体の務めですが、世界を見渡すとまだまだこうしたエネルギー源を簡単に利用できない人たちが数多くいます。こうした人たちにもエネルギーが行き渡るためには、私たちの利用方法も見直す必要があります。有限な化石燃料を大量に使うことは、地球環境に負担をかけるのみでなく、途上国の貧しい人々がこうしたエネルギーを使える可能性も減らしてしまいます。
また、地域の産業が利用するエネルギー源もできるだけCO2排出が少なくかつ持続可能なものに切り替えることは世界共通の課題です。私たち自身が用いるエネルギーを大幅に再生可能なエネルギーに転換していくこと、日常生活での過剰なエネルギー使用を自制すること(節電、節ガス)、バイオ発電など地元の資源を有効活用する方法を考えることは先進国に住む我々の義務でもあります。