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学校だより6月号

ページID:0013397 更新日:2024年6月4日更新 印刷ページ表示

広中だより 創造

「考え方や受け止め方」  校長 石田茂生

 昨日の体育祭は、天候が心配される中、時間を遅らせての実施となりましたが、どの種目にも一人一人の生徒が真剣に取り組み、無事に終わりました。特に、3年生が中心となり、団対抗によるすばらしい競技がくり広げられました。今回の体育祭で得られた「やればできる」という自信や達成感を、今後の学校生活に生かして欲しいと思います。

 なお、体育祭開催にあたり、順延、開始時間の変更等、生徒をはじめ、保護者、地域の皆様にはたいへんご心配をおかけし申し訳ありませんでした。

 さて、世の中ですが、必ずしも自分の好きなことや得意なことだけで過ごしていくことはできません。「苦手なこと」や「嫌いなこと」にも取り組まなければならないこともあります。次の文章は、直木賞作家である重松清氏のエッセイ『明日があるさ』の中に、出てくるものです。

 

「嫌い」は、自分から相手への一方的な拒絶である。それに対して「苦手」には、相手のことを認めたうえで、しかし自分にはうまく受け容れられないんだというニュアンスがある。「嫌い」は「相手だけが悪い」につながるが、「苦手」は「自分も悪い」に至る。自己嫌悪を募らせろというつもりは毛頭ないのだが、不快な状況や思いどおりにならない局面では、それを「嫌い」だと感じるか「苦手」だと受け止めるかで、対処法は大いに違ってくるはずだ。

 これを学習に当てはめてみると、たとえば「英語が嫌い」と言ってしまうと、取り組む気持ちにはなれませんが、「英語が苦手」ならば、努力してみようかなという余地が残されています。

 また、世の中にはいろいろな人がいるので「好きな人」とだけの生活はできません。「嫌い、嫌い」と思うと、自分にとって害のある人物であるように思えるため、嫌いな感情がより強くなります。「排除したい」「排除されてもよい」と思うようになったら、いじめや人権に関わる問題です。さらに、嫌いな人が多い中では、自分自身が生きるのが苦しくなってきます。そこで、「嫌い」を「苦手」と表現を変え、考え方や受け止め方を変えてみましょう。「接しにくい人だなあ」「変わった考え方をもっているなあ」と思うくらいにしましょう。自分の感情に変化が生まれれば、相手との人間関係にも変化が生まれます。自分自身の考え方次第で、すべての人を尊重できる気持ちを持つことは可能だと思います。

 まもなく、梅雨の季節となりますが、考え方や受け止め方を工夫し、残りの1学期を充実させて欲しいと思います。

第43回体育祭を行いました

 6月3日(月曜日)に広島中学校最後の体育祭を行いました。あいにくの天候により1日順延しましたが、予定通り全競技実施することができました。生徒は約1カ月間、体育の授業だけでなく、昼休みや放課後の時間を使って練習してきました。当日はたくさんの保護者の方にご参観いただきありがとうございました。また、当日の朝には杉戸町長様も急遽応援に駆けつけてくださりました。

 生徒は声援に応え、どの競技にも最後まで一生懸命に取り組み、中学生らしい、はつらつとした姿を見せてくれました。クラス・学年を超え、広島中学校としての絆の深まりを感じることができた体育祭でした。

進路学習会を行いました

 5月10日(金曜日)に3年生を対象として進路学習会を行いました。県立杉戸高校・県立杉戸農業高校・昌平高校等近隣の学校をはじめ、県内12校から高校の先生をお招きし、それぞれの学校の特徴を紹介していただきました。

 生徒は初めての進路選択に向け、真剣に説明を聞いていました。今後は進路決定に向けて、各学校で個別に開催される説明会に各自で参加します。また、11月22日(金曜日)には、2年生を対象に進路学習会を行う予定です。

ノーメディアデーのお知らせ

 本校では年間4回の定期テストを実施しますが、学力向上の取り組みの一つとして、テスト前に下記の通りノーメディアデーの取り組みを行います。

 この取り組みは広島中学校区一斉に実施し、中学生は学習に集中する時間の確保、小学生は読書や家族との会話等の時間の確保を目的としています。

 この取り組みによって生まれた時間が学習や読書、家族とのコミュニケーションの時間になることを願っています。ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。

【第1回ノーメディアチャレンジ】

  令和6年6月18日(水曜日)~6月19日(木曜日) ※詳細は後日メールでお知らせします。


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