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すっかり朝晩は寒くなり、2学期も残すところ3週間あまりとなりました。今、3年生は進路選択の真っ最中です。校長面接では、きちんとした態度でしっかりと自分の考えを発信できている人が多く、本番の面接でも自然体のままの自分を出せば、何の心配もない生徒が大半を占めていると感じています。これまで着実に学校生活を積み重ね、成長してきた結果だと思います。そんな力を身に付けた先輩方の後を追うように、後輩達の足音が着実に聞こえてきています。
1年生は、1月に長野県菅平スキー場で行われるスキー教室に向けて、2年生は同じく1月に行われる川越での合同交流遠足に向けて、しっかりと準備を進めています。どちらの行事も、そこでの経験が、1・2年生をさらに成長させてくれるものと期待しています。そして、3年生からのバトンを確実に受け取ってほしいと思います。
さて今回は、見える力 と 見えない力についてお話します。
豊かな人生を送るために必要とされる人間の能力に関して、半世紀近くに及ぶ社会学・経済学・心理学など各界の研究結果が報告されています。それらの結果を教育経済学では、右のようにまとめています。
『「将来の成功を左右する力」は、大きく二つの領域の力の総合力が必要である。一つは、学力など数値化等で測定が可能な(見える)力であり、もう一つが、気質や性格など数値化することが難しい(見えない)力である。これまでは、見える力の向上が焦点となりがちだったが、近年の様々な研究から、実は見えない力の方がより重要で、人間の総合力を決定し、将来の社会的・経済的な成功に大きな影響を及ぼすことが検証され、世界的にも注目を集めている。』
そこで、この見えない力について、自分達の良さを認識しましょう。見えない力には、
(1)やり抜く力 (2)思いやり (3)信頼 (4)意欲 (5)協調性 (6)自尊心 (7)社交性 (8)勤勉性 (9)自制心 |
などがあります。これらを見ると、実は皆さんは、広島中でたくさんの見えない力を伸ばしてきていると思いませんか。その見えない力は、必ず見える力も伸ばすはずです。
さらに、最近は見えない力の中でも、特に「やり抜く力」の強い人に、成功を収めた人が多いことがわかってきたそうです。以前、「GRIT」という言葉で、紹介したことがあるので、覚えている人もいると思います。将来成功を収めるために、やり抜く力という視点で、自らの生活を見つめ直してみては、いかがですか。例えば、勉強を「やり抜く力」が備われば、学力が向上するとなったら、理想的になりますね。
*「見える力」「見えない力」は、「認知能力」「非認知能力」と言い換えることもできます。
保護者・地域の皆さま、今年1年大変お世話になりました。3学期もよろしくお願いいたします。
10月31日(木曜日)に1年生で福祉体験学習を行いました。杉戸町社会福祉協議会様、NPO法人すぎスポ様にご協力いただき、(1)高齢者疑似体験、(2)車いす体験、(3)災害時の福祉ワークショップ(4)パラスポーツボッチャを行いました。教科の授業だけでは学べない内容を、実際に体験することで福祉に対する理解を深めることができました。
10月30日(水曜日)~10月31日(木曜日)に2年生で社会体験チャレンジ(職場体験学習)を行いました。杉戸町を中心に26の事業所にご協力をいただき、将来につながる貴重な体験をすることができました。
11月22日(金曜日)に第2回進路学習会を行いました。第1回の3年生対象とは違い、今回は2年生を対象に行いました。近隣の県立杉戸高等学校、県立杉戸農業高等学校、昌平高等学校、志学会高等学校の4校から講師をお招きし、県立普通科、県立専門学科、私立普通科、私立通信制のそれぞれの特徴についてお話いただきました。
「将来について考えるのに早すぎるということはありません。」、「苦手なこともあるでしょう、でも逃げてはだめです!」と、入試をまだ先のことだと思っていた2年生には身の引き締まる言葉もありました。現在3年生は進路選択も大詰めを迎えています。3年生も2年生も、後悔しない進路選択ができるよう、学校としても支援してまいります。